看護師として病院などで働いていると、人間関係や体力などの問題で、看護師の仕事自体を辞めたいと考えるケースは多い。別の仕事に挑戦するにはそれなりの勇気と覚悟が必要だが、看護師のキャリアチェンジの選択肢は非常に幅広いといえる。
看護師の資格を活かせる仕事としてまず挙げられるのが、看護師ライターだ。
インターネットには、数多くの看護師向けコンテンツや医療・健康をテーマにした記事がある。そのため、看護師としての知識や経験などが非常に役立つ。看護師以外のライターが書いた記事よりも信憑性が高い場合もあるため、重宝されるだろう。
なお、ライターとしての経験が求められる求人もあるが、未経験でも応募できる求人も多いため、気軽に始めやすいといえる。
さらに、自宅やコールセンターで電話を使って働くという選択肢もある。看護師経験が活かせる仕事としては、特定保健指導や健康管理相談員などが挙げられる。
特定保健指導とは、特定健診で診断を受けた人に対して健康指導を行う仕事だ。たとえば糖尿病などの生活習慣病になりかけている人に対して、食生活や運動習慣などのアドバイスを行う。多くの場合初回は面談が行われるが、その後は電話やメールでの対応がメインだ。
健康管理相談員は、在宅療養を受けている患者や介護施設の利用者に対してアドバイスを行う仕事だ。患者や利用者の健康面での相談に乗ったり、疑問を解消するサポートを行ったりする。こちらも基本的には電話での対応がメインで、必要に応じて自宅や施設を訪れることもある。
適切なアドバイスをするためにはそれなりの知識が必要であるが、基本的に自宅で仕事ができるため、在宅ワークがしたい人にはおすすめだ。